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三方六   バウムクーヘン  本家凌駕! [お菓子]


北海道を旅し,印象に残った洋菓子に,バウムクーヘンがありました。
普通のバウムクーヘンと異なり,樹肌の部分が白樺風のモノでした。
印象に残ったワケは,見間違うほど白樺の樹皮に似ており,
味が抜群であったからです。
その上,名前が聞きなれない,三方六?というモノで疑問が湧きました。
不思議な名前を付けたものだなーということで,
地元の方にいわれを聞きますと次のように話してくれました。



その昔北海道開拓時代,開墾のための伐採が各地で行われて,
まっすぐな木は建築のために使用し,曲がった木は薪(マキ)に割り,
厳しい冬の燃料としました。



薪の場合,木口のサイズ三方が,それぞれ六寸(約18センチ)であったため,
「三方六」と呼ばれ,
三方六の薪が燃えるストーブの灯を囲んで団らんをし,疲れをいやしたのです。
今に聞かれる「三方六」とは薪のサイズの基準であったとのことです。



それから,百十数年経過した現在,
多くのストーブは石油ストーブやエアコンに代わりましたが,
今日,開拓時代の思い出深い薪の割り方から,
白樺の木肌をホワイトチョコとミルクチョコレートで表現した,
薪の形のお菓子「三方六」が生まれたそうです。



1988年にギリシャで開催された第27回世界菓子コンクール
「モンドセレクション」で,最高金賞を受賞するなど,
お菓子の町・帯広の銘菓は,北海道の銘菓から,
世界の銘菓としてヨーロッパの檜舞台でも絶賛をあびたそうです。


⇓北海道で誕生し世界の名声を博した三方六⇓


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