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7日間で突然頭がよくなる本!  書評  読んで損なし [単行本]


これまで類書はかなりあると思います.
しかしこの本は、類書にないことが、たくさん書かれておりおススメです.
始めに言いたいことは、内容が優れているのに、
この本のタイトルとしたことが残念なことです.
子供向けの本ではないのですから、
「7日間で突然頭がよくなる本」というような見え透いたようなタイトルにせず、
さらに内容の実態が分かる本とすべきでなかったのかと思います.



この本で、まず第一に気に入ったのは、頭の良い人の定義です.
よく、定義を最初に書かずあいまいにして、
その後の中身がさらに意味不明の内容とする本がありますが、
この本は非常に論理的で分かり易いです.

その定義とは、
従来、  頭がよいヒト=記憶力のよいヒト  が主流でしたが、
実社会に出て感じることは、そうではありません.
頭の良いヒト=物事の本質をつかめる人 と著者は、
定義していますがこれはかなりあっていると考えられます.
もしそうでなければ、短絡した考えかもしれませんが、
世の中の大半の会社の社長は、東大出身ということになりますが、
データではトップはダントツで○○大学出身となっています.



こういうことを含め、7章に分け、1章を一日ずつ実行するとして、
7日間でマスターするということです.
目次相当を書きますと、1章:社会のことを知る、2章:哲学に知識を身に付ける、3章:哲学の論理パターンを考える、4章:モノの見方を変える、5章:言葉の意味を膨らます、6章:言葉を論理的に整理する、7章:一言でキャチィな表現にする.




私はもっと早く出逢えていたらと思っています.
特に第4章以後が類書にない部分.
第4章のモノの見方を変える部分は百通りの見方を提唱していますが、
このくらい考えると物事を判断するのに、死角はなくなると確信しました.
この第4章は大変参考になりました.



研究者でも、経営者でも、営業職の方でも・・・参考になると思いました.
時間のない方は第4章だけでも読むと、目から鱗のことを発見するのではと思います.

⇓人生無限の時間がないので良書を読みましょう⇓


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